「ユリイカ」2008年12月号 特集 母と娘の物語
「ユリイカ」2008年12月号 特集 母と娘の物語を立ち読みしたら
『母の発達』を取りあげているコラムがありました。
【永劫回帰する 「母」】
母と格闘する娘たち。文藝ガーリッシュ的な九つの断章(千野帽子)
【母娘今昔物語】
『母の発達』 小論 娘は母の幻を支配するか(佐藤康智)
【資料】 母と娘の物語ブックガイド・小説篇(編=浅野安由)
おすすめはブックガイド。短い文章ながら本質をとらえた素晴らしい解説。
キリスト教的にいうと母は神で絶対的な力をもつと始まって絶対的な母の支配は、内在的な力でなく近代構造的権力である…みたいな感じだったと思います。
「99%のカフカ的悪夢と1%のユーモア」(たった1%?)という文もおもしろい。
短い文章なのでぜひ立ち読みしてみてください。