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『タイムスリップ・コンビナート』電子書籍化

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『 タイムスリップ・コンビナート 』Kindle版、3月29日発売です。 電子版も予約できるようになったんですねえ。今予約したら端末に自動配信されるそうです。 『タイムスリップ・コンビナート』笙野頼子 | 文春文庫書籍情報 この文庫には表題作「タイムスリップ・コンビナート」に「下落合の向こう」「シビレル夢ノ水」、さらにラリイ・マキャフリイとの「あとがきに代わる対話」が収録。電子版も入ってます。 これで440円とはお得なのです。 Kindle版以外の電子書籍も同日配信。 honto電子書籍ストア 紀伊國屋書店ウェブストア BookLive! GALAPAGOS STORE ひかりTVブック  他で取り扱っています。 偶然、海芝浦駅や沖縄会館の写真をアップしてる記事を発見しました。作業着屋さんってこんな風なんだ。 「タイムスリップ・コンビナート」の舞台 - 異類感想記 そして馬場秀和ブログの感想も。 『タイムスリップ・コンビナート(電子書籍版)』(笙野頼子) 私は『下落合の向こう』がショッキングで一番印象深いですね。

『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』2月23日発売

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2月23日に発売した笙野頼子『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』のデータを 笙野頼子ゐき にアップしました。 本作は『母の発達』続編二作と神変理層夢経シリーズ番外クイズ編「猫トイレット荒神」の三作が収録されています。 ��『 母の発達 』をご存知ない方は 馬場さんの解説 を。神変理層夢経シリーズをご存知ない方は『 猫ダンジョン荒神 』をどぞ。) 以下目次より 母の発達、永遠に 「にごりのてんまつ」 「母のぴぴぷぺぽぽ」 「母の発達、永遠に」あとがき兼「猫トイレット荒神」前書きプラス「はみだし小説」その他「蛇足作文」 「そして境界線上を文は走る」 猫トイレット荒神 「猫トイレット荒神」 「割り込み託宣小説 地神ちゃんクイズ」 「一番美しい女神の部屋」 さて終わりもなく点滅する終点もどきのここで 「物語は消え、文が残る」 書き下ろしの「そして境界線上を文は走る」には小説「ふだらくの母」と作文「熊野で買った石」笙野頼子が収録。 ここでヤツノと荒神と金毘羅が奇跡の邂逅?を果たすのです。いささか強引な気がしないでもありませんが、面白いからいいのです(キリ 書き下ろしの「そして境界線上を文は走る」では神変理層夢経シリーズ序章として連載した「猫トイレット荒神」が番外編になった理由が明らかになります。 詳しくは 『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』メモ を参照。 あらすじは、 馬場秀和ブログの『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』 にまとめられています。 いつもながらお見事。しかも誰よりも早い。 ちなみに「母のぴぴぷぺぽぽ」でヤツノが見ていた韓流ドラマは「 女人天下 」。 笙野×韓ドラというまさかのタッグに驚愕するツイッタラー続出でした。 いろんなことが込み入っていてややこしい小説で、だから、私たちは自分のなかに神の声を聞く。よかったじゃん。やったじゃん。という単純な話では 当然ない。というのは例えば、それから、いまいった、なぜ私たちはそんなことを思うのかなあ、という問いのなかに、では、そんなことを思うのかなあ、とい うそんなこととはどんなこと?という問いを埋め込んでいくようなややこしさで、すなわち問いによって時間は絶えず巻き戻る。しかも、波みたいにうねりながら戻るから、ただ戻ると言うよりは別の次元とか別の宇宙からもう一回、進んでくる感じになる。 【本の話をしよう】やばいなあ、

『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』メモ:シリーズについて

笙野頼子『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』よりメモ。 「シリーズはこの先、「猫キッチン荒神」、他「クロゼット荒神」、「猫シンデレラ荒神」と続く予定だが、それらはおそらくドラのいない時間をも含みながらドラと生きるという設定になる」 『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』p274 小説神変理層夢経シリーズの続きは「猫キッチン荒神」「クロゼット荒神」「猫シンデレラ荒神」というタイトルになるそうです。 シリーズは全六部なので並べるとこんな感じ。 番外編「猫トイレット荒神」 第一章『猫ダンジョン荒神』 第ニ章「猫キャンパス荒神」(すばる2012年3・4月号掲載) 第三章「猫キッチン荒神」 第四章「猫クロゼット荒神」 第五章「猫シンデレラ荒神」 ニ作目「猫キャンパス荒神」は書籍化が難航している様子。 「猫キャンパス荒神」という長篇に地震の事も近隣の事も書いた後である。「売れない」以外の理由で、この長篇が、文芸誌を有している出版社から出しにくいという、愚劣すぎる事情を抱えたまま、毎日を生きていた。 『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』p82 「小学生中学生にもすぐ判る面白いものならばいくらでもお書きいただいてようございますよ」といういそいそした愛嬌たっぷりの電話で、シリーズ中止の本当の理由を宣告されたりもしてるけどね、でもまあ(そんなの録音しちゃったし、だって「この同性間セクハラに遭い」という語をお取りくださいませ、とか「相談されちゃったせいで)純文学は続くから。 『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』p42 該当文が思い当たらなかったので「猫キャンパス荒神」(すばる2012年3月号)を見返してみたらありました。 「二〇〇八年新春、(中略)しかもまずいことに、棚主は前年末に受けた同性からの嫌がらせで現実の性への嫌悪感が極限に達していた。」 「猫キャンパス荒神」すばる2012年3月号p97 (これは『萌神分魂譜』p50 手の甲ねぶられた事件を指してるのかな?) なんともはや。変だなとは思っていたのです。 集英社の文芸誌「すばる」に掲載された『猫ダンジョン荒神』が講談社で刊行されたり、「猫キャンパス荒神」の後に発表された「母の発達」シリーズが書籍化したり。 それにしても、そんなことで。 出版社の中の人には、シリーズの続きを心待ちにしている読者が沢山いるのを忘れないでいて頂きたい

誕生日おめでとうございます

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今日は笙野頼子さんの誕生日。おめでとうございます。 末永くお元気であられますようお祈り申し上げます。 +かわいいマヌル猫画像集つ 【最古の猫】目つきが悪くてずんぐり体型 マヌルネコ - NAVER まとめ