こちらこそ感謝感激です
今年も今日でおわり。 笙野頼子の活動を振り返ってみる。 01月 『萌神分魂譜』河出書房新社 04月 『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』講談社 05月 短編「九条越え前夜と火星人少女遊廓の誕生」「論座」2008年6月号 09月 長編「海底八幡宮」「すばる」2008年10月号 12月 『おはよう、水晶――おやすみ、水晶』筑摩書房 三冊の新刊と新作長編「海底八幡宮」の文学誌掲載。 だいにっほん三部作が完結編が出版される年とあって、 京都大学新聞、エスクァイア日本版、論座の三つの雑誌で特集がくまれた。 そして6月前後にひそかに三つの講演が行われていた(らしい)。 さらに田中和生との論争がらみで「三田文学」に反論、六エッセイと活躍の一年。 追いかけるのに精一杯で、理解しているかまったく心許ない。 『おはよう、水晶――おやすみ、水晶』では創作の心境が書かれているし、 出たばかりの「Panic Americana」Vol.13に掲載された講演録では『萌神分魂譜』を解説している。 年明けは照らし合わせながら、再読することからはじめよう。