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「三田文学」表紙に「怪文書」をのせない理由を考える

「笙野頼子ばかりどっとよむ」 反ネオリベ笙野頼子 に「三田文学」の表紙がふたつ並んでいる。 ぼーっとみてて気づいた。 「三田文学」2008年冬季号 文学閉塞の現状――笙野頼子氏に尋ねる 田中和生 「三田文学」2008年春季号 田中和生「笙野頼子氏に尋ねる」に答える 笙野頼子 表紙だけ見たら田中和生が論争しているように見える。 笙野頼子が田中和生を批判しているってわからない。 これが「徹底検証!前号田中怪文書の謎」だったら、田中和生が誹謗中傷したって丸わかり。こりゃ載せられない、載せられない。 そこで「三田文学」の編集部はうまいこと考えた。 読者に分かりやすくなると編集部の考えたサブタイトルをつけさせて、サブタイだけを表紙に載せる作戦。 サブタイの提案にそんな作戦があるなんてさすがの笙野頼子もわかるまい。 抗議されても、ネットや編集後記の隅にでも訂正文いれればいい。そんなの誰もみてない。 著作権侵害・言論統制とかいわれても、アマチュア編集者が独断で暴走しちゃったゴメンネゴメンネっていえば済む。やったもん勝ちだ。 これで「三田文学」の名誉は守られるってわけ。 おっと間違えた、サブタイは「に答える」じゃなくて「を読んで」だった。

「怪文書」がタブーな「三田文学」(表紙)の言説空間

三田文学公式サイトに「 笙野頼子氏のタイトル表記について 」という文書がアップされている。 笙野頼子の「徹底検証!前号田中怪文書の謎」が掲載された「三田文学」2008年春季号が発売されたばかりだが、 なんと、笙野頼子に無許可でタイトルを削って表紙(広告・公式サイトトップページ)に掲載したのだという。 編集部の回答をまとめてみる。 タイトルを削った経緯をまとめる 1月10日「三田文学」2008年冬季号発行(田中和生「笙野頼子氏に尋ねる」掲載) 1月10日に笙野氏から電話 まもなく笙野氏の原稿とどく(1月中か?)タイトルは「徹底検証!前号田中怪文書の謎-副題」 (※編集長タイトルの副題を取る) 編集部タイトルに「田中和生「笙野頼子氏に尋ねる」に答える」を入れて欲しい 笙野氏「田中和生「笙野頼子氏に尋ねる」を読んで 徹底検証!前号田中怪文書の謎」 田中氏は二・三度編集部を訪れる 雑誌作成の最終段階で表紙のタイトルから「徹底検証!前号田中怪文書」を削る(編集部考案のタイトルだけになる) 広告・公式サイトトップページのタイトルが「田中和生「笙野頼子氏に尋ねる」を読んで」になる 4月10日「三田文学」2008年春季号発行 「タイトルを改竄したのではない」理由をリストアップ 「怪文書」という言葉を含んだタイトルは表紙に使えない 「田中和生「笙野頼子氏に尋ねる」を読んで」のほうが分かりやすい 「三田文学」の言説空間に笙野氏の選んだタイトル文字が合わなかった 回答への疑問 「注文は一切付けません」といったのにタイトルを削っていいのか? なぜ「三田文学」の表紙(と広告・公式トップページ)に「怪文書」が使えないのか? 表紙はつかえない「怪文書」を目次や本文に使っていいのか? なぜ笙野頼子に相談しなかったのか? なぜ2月3月中にタイトルを変えてもらうよう動かなかったのか? 編集者は表紙タイトルを変更する権限をもっているのか? 表紙タイトルを削る行為は「三田文学」の「あらゆる書き手への門戸開放と機会均等」というモットーに反するとは思わなかったのか? 結論 どんな理由であろうと、悪意があろうとなかろうと、著者に相談もなしにタイトルを削って掲載することは「改竄」だ。 「「三田文学」の伝統と価値観」に「タイトル文字が合わなかった」からと人のせいにするのはよくない。 追記。2007年5月18日 「

妊産婦死亡 公表されている人数より35%多い

2008年04月16日 NHKの夜のニュースで流れていた。 妊娠や出産が原因で亡くなる女性は、公表されている人数よりも35%多いことが、厚生労働省の研究班の調査でわかりました。妊娠や出産に伴って脳出血などを起こし、産婦人科以外の診療科に移されたケースが報告されていなかったためで、専門家は「母親の命を守るためには実態を正確につかみ、産科とほかの診療科が連携することが必要だ」と指摘しています。 平成17年の妊産婦死亡者数は62人+22人で84人。 妊娠や出産に伴う死因としては、大量の出血などのほかに、胎児や胎盤に大量の血液を供給するため、血管や心臓の負担が大きくなって、脳出血を起こすなどのケースがあります。 公表されている統計では、平成17年に全国で62人の妊産婦の死亡が報告されていますが、脳出血などで産婦人科から別の診療科に移された場合には、妊産婦の死亡として報告されないことも多く、実態を反映していないのではないかと指摘されてきました。 このため、厚生労働省の研究班は、平成17年に死亡した10代から49歳までの女性全員1万6000人余りを対象に、死亡と妊娠・出産との関係を詳しく分析しました。その結果、妊娠や出産が原因で死亡したとみられる人が新たに22人見つかり、公表されている妊産婦の死亡統計より35%も多いことがわかりました。 22人の詳しい死因は、 ▽脳出血やくも膜下出血が10人、 ▽心臓病が6人、 ▽肺の血管が詰まる肺そく栓が5人、 ▽大動脈りゅう破裂が1人でした。 調査を行った国立循環器病センター周産期科の池田智明部長は「日本の周産期医療は、これまで未熟児を救うことを中心にやってきて、母親の命を守ることに不十分な面があった。妊産婦に視点を当てた医療を進めるためには、実態を正確に把握したうえで、産科とほかの診療科との連携を早急に進める必要がある」と話しています。

ライフスタイルWoman360°タイプ別にみる働く女性の防犯対策

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毎日新聞の 働く女性の通勤時や自宅での防犯対策は。 で紹介されていた防犯ブック。 ライフスタイルWoman360°―タイプ別にみる働く女性の防犯対策 ( e-hon には目次あり) イヌ、ネコ、ウサギ、ハトと四タイプにわけて、防犯するコツをまとめている。 コンビニでの公共料金の支払いは「レジに並んでいる時や支払時にのぞかれないように」 私もコンビニ使ってるけどそれは難問だな。

新潮 2008年05月号に笙野頼子エッセイ

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「新潮」 2008年05月号 ( 7andY )で、笙野頼子のエッセイが見開きで掲載されています。 タイトルは「三部作を終えてと三特集―近況という名の不透明ファイル」 雑誌「群像」における三部作の妨害(受難)と論争の経緯、三部作の反響など。 「三田文学」の春号に反論を掲載していること、 「論座」6月号に特集を予定していることなど。 いつも掲載雑誌を教えていただけるので、ファンとして助かります。 これからも頑張ってください。