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笙野頼子エッセイ「近況報告番外編 サツマイモを守れ」資料室に掲載

笙野頼子さんのエッセイ「近況報告番外編 サツマイモを守れ」を5月26日から資料室に掲載させていただきました。 ・ 近況報告番外編 サツマイモを守れ https://restless.adrgm.com/text/kinkyo20200526.html 種苗法改正案が通れば、サツマイモ農家が打撃を受けるという話。 福山和人さんが指摘する問題点とはこちらかしら。 種苗法を改正して自家採種を原則禁止しても種苗の海外持出しは防げない。種苗法は国内法にすぎず海外で取締りが出来ないからだ。それを防ぐには海外で品種登録するしかない。それは農水省も認めている。持出しを防ぐために法改正する等と担当大臣が誤った発信をすべきでない https://t.co/YggQQlNZfn — 福山和人 (@kaz_fukuyama) May 22, 2020 種苗法改定は影響ない? 沖縄ではサトウキビ10品種のうち9品種が登録品種。農水省は登録品種は10%というが実際は90%。他の都道府県でも登録品種は10%どころではなく穀類とイチゴ、枝豆、果樹などでは自家増殖できる品種より登録品種が圧倒 印鑰智哉氏のブログより https://t.co/tJrQKzlLFI — 福山和人 (@kaz_fukuyama) May 24, 2020 種苗の海外持出しは防ぐべきだが ①自家採種禁止で防げない ②農家等の意見集約不十分 ③いずれ全部禁止の恐れ ④小規模家族農家の自家採種権禁止は国連条約違反 ⑤国内育種者と海外巨大アグリビジネスを同列視する疑問 ⑥地域で栽培品種が違うのに一律規制 等の問題がある https://t.co/ZVNjfikKZ0 — 福山和人 (@kaz_fukuyama) May 24, 2020 自家採取制限は登録品種の1割だけと言いながら、一般的な品種から考えると9割って何それ。 さつまいもと米の品種だけ見ても人気のが指定されてるよ。 しかもこれを切り捨てても今問題視されている 新種高級フルーツの著作権を守れない 国内の法律では海外の犯罪者を取り締まれませんからね。 なぜこれで海外持ち出しを制限できると主張するのか謎。 フルーツ輸出も大事だけど、まずは国内の食料自給率をアップして、新型コロナ流行に備えるのが先でしょ。また野菜が高騰したり、小麦粉が品切れになるのはごめんだぜ。

『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』5/23発売

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河出書房新社から5月23日発売された『 思想としての〈新型コロナウイルス禍〉 』に、笙野頼子さんの短編小説が収録されています。 思想としての〈新型コロナウイルス禍〉河出書房新社編集部|河出書房新社 「コロナウイルスは人類を未曽有の危機へおいやろうとしている。感染症と文明、人間と病気などをめぐって、この危機がなげかける問いに思想家、専門家たちが向きあう」著者18名によるアンソロジーです。もくじは以下。 大澤真幸・論考「不可能なことだけが危機をこえる 連帯・人新世・倫理・神的暴力」 仲野徹・インタビュー「オオカミが来た! 正しく怖がることはできるのか」 長沼毅・論考「コロナウイルスで変わる世界」 宮沢孝幸・論考「新型コロナウイルスは社会構造の進化をもたらすのか」 椹木野衣・インタビュー「「ポスト・パンデミックの人類史的転換」 与那覇潤・論考「歴史が切れた後に 感染爆発するニヒリズム」 笙野頼子「台所な脳で? Died Corona No Day」 酒井隆史・論考「パンデミック、 あるいは〈資本〉 とその宿主 」 小川さやか・論考「資本主義経済のなかに迂回路をひらく タンザニアの人々の危機への対処から」 木澤佐登志・論考「統治・功利・AI アフターコロナにおけるポストヒューマニティ」 樋口恭介・論考「Enduring Life(inn the time of Corona)」 綿野恵太 ・論考「「ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか」?という究極の選択には「カレー味のカレー」を求めるべきである。」 工藤丈輝・エッセイ「流感・舞踏」 小泉義之 ・論考「自然状態の純粋暴力における法と正義」 江川隆男・論考「自由意志なき 〈自由への道〉行動変容から欲望変質へ」 石川義正・論考「人間に固有の原理としての愚劣」 堀千晶・論考「感染症と階級意識」 白石嘉治×栗原康・対話「カタストロフを思考せよ」 浪速大学医学部病理学教授の仲野徹さん、京大ウイルス再生医科学研究所の宮沢孝幸さんも参加されておられる。デザインは中島浩さん。 笙野頼子さんの新作小説「台所な脳で? Died Corona No Day」は12ページ。 私の夢に現れた中野重治に21世紀を説明する形で、COVID-19パンデミックという災厄を千載一遇のチャンスと利益誘導するばかりの新自由主

笙野頼子エッセイ「お知らせばかりの近況報告」資料室に掲載

笙野頼子さんのエッセイ「お知らせばかりの近況報告」を5月7日から資料室に掲載させていただきました。 お知らせばかりの近況報告 | 笙野頼子資料室 https://restless.adrgm.com/text/kinkyo202005.html 新刊情報と飼猫ピジョンさんの近況などお知らせ7つ。&猫さん画像二つ。 何より笙野さんがご無事で一安心ですが、COVID-19の影響で変更を余儀なくされています。 情報をまとめると ・河出『思想としてのコロナウィルス禍』短編小説 5月末刊行 ・講談社『会いに行ってーー静流藤娘紀行』6月18日刊行 ・群像のための短編を執筆中 ・夏に『水晶内制度』エトセトラブックスで復刊(著者解説60枚) ・護憲本>未定 ・文藝しばらくお休み 内容は番号付で7章に分かれているので、わかりやすいです。 1新刊『会いに行ってーー静流藤娘紀行』、刊行が一か月遅れ六月十八日に(コロナ対応です) その一方、なぜかサイン本を七十冊も作ることに いよいよ版元ドットコムやAmazonに発売日出ましたよ! ・ 会いに行って 静流藤娘紀行 笙野頼子 講談社|版元ドットコム ・ 会いに行って 静流藤娘紀行|Amazon予約ページ 70冊のサイン本の作り方が斬新。 製本前の見返しを家に送ってきて先に私がサインしてしまうのだそうです(その後製本) 見返しにサイン、製本。組み立てる前のプラモデルにサインしてるみたいでおもしろい。 2水晶内制度、エトセトラブックスから復刊いたします。 エトセトラブックス のtwitterで『水晶内制度』の復刊のお知らせが。 ココシバのインスタライブご視聴の皆様、ありがとうございました。その中でお話しした、夏に弊社から復刊する2冊はこちらです。引き継いだものを、必ず皆さんにお届けしますね。 pic.twitter.com/DjW4Os6NJv — エトセトラブックス (@__etcbooks) May 1, 2020 よく見たら本は帯付き。著者解説60枚つくそうなので夏が楽しみ。 3河出の『思想としてのコロナウィルス禍』に短編小説を発表しています 最初はエッセイの予定でしたが書きだしから小説になってしまったのでそのまま仕上げました ・ 思想としての〈新型コロナウイルス禍〉河出書房新社編集部|河

『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』に短編小説収録

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河出書房新社から5月27日発売予定の『 思想としての〈新型コロナウイルス禍〉 』に、笙野頼子さんが参加されています。 思想としての〈新型コロナウイルス禍〉河出書房新社編集部|河出書房新社 「コロナウイルスは人類を未曽有の危機へおいやろうとしている。感染症と文明、人間と病気などをめぐって、この危機がなげかける問いに思想家、専門家たちが向きあう」という著者18名によるCOVID-19のテキスト集です。 そこに、笙野頼子「台所な脳で? Died Corona No Day」が収録されています。短編小説33枚! 大澤真幸「不可能なことだけが危機をこえる 連帯・人新世・倫理・神的暴力」 仲野徹「オオカミが来た! 正しく怖がることはできるのか」 長沼毅「コロナウイルスで変わる世界」 宮沢孝幸「新型コロナウイルスは社会構造の進化をもたらすのか」 椹木野衣「ポスト・パンデミックの人類史的転換」 与那覇潤「歴史が切れた後に 感染爆発するニヒリズム12」 笙野頼子「台所な脳で? Died Corona No Day」 酒井隆史「パンデミック、 資本 とその欲望 〈〉」 小川さやか「資本主義経済のなかに迂回路をひらく タンザニアの人々の危機への対処から」 木澤佐登志「統治・功利・AI アフターコロナにおけるポストヒューマニティ」 綿野恵太 「「ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか」?という究極の選択には「カレー味のカレー」を求めるべきである。」 樋口恭介「Enduring Life(inn the time of Corona)」 工藤丈輝「流感・舞踏」 小泉義之「自然状態の純粋暴力における法と正義」 江川隆男「自由意志なき 自由への道 〈〉行動変容から欲望変質へ」 石川義正「人間に固有の原理としての愚劣」 堀千晶「感染症と階級意識」 白石嘉治×栗原康「カタストロフを思考せよ」 浪速大学医学部病理学教授の仲野徹さん、京大ウイルス再生医科学研究所の宮沢孝幸さんも参加されておられる。 もくじを見るだけでも中々の迫力です。 思想哲学系に参加されるのは、「現代思想」2007年3月号の笙野頼子特集、『ドゥルーズ 没後20年 新たなる転回』2015以来かもですね。