『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』に短編小説収録

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河出書房新社から5月27日発売予定の『思想としての〈新型コロナウイルス禍〉』に、笙野頼子さんが参加されています。
思想としての〈新型コロナウイルス禍〉河出書房新社編集部|河出書房新社
「コロナウイルスは人類を未曽有の危機へおいやろうとしている。感染症と文明、人間と病気などをめぐって、この危機がなげかける問いに思想家、専門家たちが向きあう」という著者18名によるCOVID-19のテキスト集です。
そこに、笙野頼子「台所な脳で? Died Corona No Day」が収録されています。短編小説33枚!
大澤真幸「不可能なことだけが危機をこえる 連帯・人新世・倫理・神的暴力」
仲野徹「オオカミが来た! 正しく怖がることはできるのか」
長沼毅「コロナウイルスで変わる世界」
宮沢孝幸「新型コロナウイルスは社会構造の進化をもたらすのか」
椹木野衣「ポスト・パンデミックの人類史的転換」
与那覇潤「歴史が切れた後に 感染爆発するニヒリズム12」
笙野頼子「台所な脳で? Died Corona No Day」
酒井隆史「パンデミック、 資本 とその欲望 〈〉」
小川さやか「資本主義経済のなかに迂回路をひらく タンザニアの人々の危機への対処から」
木澤佐登志「統治・功利・AI アフターコロナにおけるポストヒューマニティ」
綿野恵太 「「ウンコ味のカレーか、カレー味のウンコか」?という究極の選択には「カレー味のカレー」を求めるべきである。」
樋口恭介「Enduring Life(inn the time of Corona)」
工藤丈輝「流感・舞踏」
小泉義之「自然状態の純粋暴力における法と正義」
江川隆男「自由意志なき 自由への道 〈〉行動変容から欲望変質へ」
石川義正「人間に固有の原理としての愚劣」
堀千晶「感染症と階級意識」
白石嘉治×栗原康「カタストロフを思考せよ」
浪速大学医学部病理学教授の仲野徹さん、京大ウイルス再生医科学研究所の宮沢孝幸さんも参加されておられる。
もくじを見るだけでも中々の迫力です。
思想哲学系に参加されるのは、「現代思想」2007年3月号の笙野頼子特集、『ドゥルーズ 没後20年 新たなる転回』2015以来かもですね。

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