投稿

3月, 2019の投稿を表示しています

『蒼生2019』特集「文学とハラスメント」に笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」掲載(2)

早稲田大学文芸・ジャーナリズム論系の学生誌『蒼生2019』の特集「文学とハラスメント」に、笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」が掲載されています。 ・ 前回の紹介記事はこちら 「蒼生」は早稲田大学の授業「編集実践2」で作る冊子で、公募作品と本特集「あなたとして生きる」、自主企画「文学とハラスメント」「紙の本を保存すること」を収録。 「文学とハラスメント」の前書き「文学学術院の皆さま、そしてお読みくださるすべての方々へ」(P66)で、なぜ企画されたかがわかります。 学内には、一連の問題をすでに終わったものとみなすような空気が流れています。しかし報道を見ているかぎり渡部から被害者女性にたいして誠実な謝罪がなされたとは言い難く、隠蔽や抑圧ともとれる行為をはたらいた教員に名への処遇も、学生の不信感を拭い去るものとは到底思えません。だからこそ私たち、渡部の元ゼミ生と卒研生から構成される七名は、文ジャの学生が今回のハラスメントについて考える場をどうしてもこの『蒼生』の内部に作りたかった。そのような思いから立ち上げられたのが特集「文学とハラスメント」です。 しかし雑誌を作り上げていく過程で、私たち自身も担当教員からハラスメントを受けました。授業日程の不可解な変更、例年よりも大幅に削減されたページ数、「君たちに危険が及ぶといけないから」「名誉毀損で訴訟されるかもしれないので掲載は難しい」という教員の<助言>、特集を自発的に取り下げるよう誘導するための<相談>……。 担当教員からの多岐にわたる妨害については、抑圧者の言語を一貫して批判し続けている小説家の笙野頼子さんがご自身の論争経験も踏まえながら、学生による戦いの記録を残してくださいました。 ( ミナガワジャミさんのツイートに画像あり ) 渡部直己元教授のセクハラ事件考える場を作りたかったから、渡部の元ゼミ生と卒研生達が特集を作ろうとした。 しかしそれは叶わなかった。そしてなぜ出来なかったかという記録を残したと。 それが笙野さんの解説記事なのですね。 記事では、以下の三つが解説されています。 ・授業日程の不可解な変更 ・例年よりも大幅に削減されたページ数 ・教員の<助言> ● 依頼の話 笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」は、学生の依頼から始まります。 一月下旬に「蒼生」のインタ

誕生日おめでとうございます

イメージ
3月16日は笙野頼子さんの誕生日。おめでとうございます。 末永くお元気であられますようお祈り申し上げます。 笙野さんの小説は一冊で完結していますが、他の作品とリンクしていたりして、それを追っていくのもファンの大きな楽しみです。 その繋がりをざっくりシリーズ別に分けた図を作ってみました。 独り善がりで間違っている所もあるかもしれません。 あと、見えにくい作りになってしまいました。難しい。

『蒼生2019』特集「文学とハラスメント」に笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」掲載

早稲田大学 文芸・ジャーナリズム論系の学生誌 『蒼生2019』の特集「文学とハラスメント」に、笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」が掲載されています。 この企画、 渡部直己の大学院生へのセクハラ問題を特集だと思います。 (追記:03/24)セクハラの特集を作ろうとしたが出来なかった理由をまとめた解説でした。 ・ 『蒼生2019』特集「文学とハラスメント」に笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」掲載(2) ハラスメント内容のみまとめ記事 ・ 『蒼生2019』特集「文学とハラスメント」に笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」掲載(3) エッセイ全体の紹介記事 ・ 『蒼生2019』特集「あなたとして生きる」インタビュー餅井アンナの感想 他の記事の感想も。 関連記事 調査結果および本学の対応について – 早稲田大学 早大名物教授「過度な求愛」セクハラ疑惑 | プレジデントオンライン 早稲田の学生自ら特集し、笙野さんに解説を掲載するとは。すごい行動力!将来有望ですね。 サークル員が様々なかたちで関わった『蒼生2019』が完成しました!! pic.twitter.com/Z0apCYOyGp — pabulum (@pabulum15) March 12, 2019 「ハラスメント紋切型辞典」という記事もキレキレらしい。読んでみたい! この早稲田大学教授セクハラ、組織ぐるみで「口止め」が行われていた点も問題視されています。 ・ 早大セクハラ疑惑「現役女性教員」の告白 | プレジデント ・ 早大セクハラ疑惑"口止め教員"の怠慢授業 | プレジデント ・ 早大"セクハラ口止め"調査委が認めた内容 | プレジデント ・ 早大セクハラ防止室"握り潰し"の実態告白 | プレジデント ・ 早大セクハラ「退職金返還拒否」の妥当性 | プレジデント ・ セクハラ相談員は「触られたくらいで」と言い放った。大学はハラスメントに対応できるのか セクハラ防止室の人がカウンセラーでなく素人とか派遣とか、色々ひどい。 ・ 福嶋亮大「文壇の末期的状況を批判する」REALKYOTO ・ 早稲田大学現代文芸コースのセクシャルハラスメント報告書がひどい 東京新聞・中日新聞が報じる早稲田大学