投稿

6月, 2013の投稿を表示しています

『時ノアゲアシ取リ』電子書籍6/10配信

イメージ
笙野頼子『時ノアゲアシ取リ―笙野頼子窯変小説集
Kindle版とiBookで6月10日に配信されました。
Kindle版 1190円、iBook版 1200円です。
どちらも試し読みができ、サンプルボタンを押すと冒頭18ページが読めます。

短篇集には1995年から1998年に発表された短編小説が収録。
「時ノアゲアシ取リ」
「人形の正座」
「一九九六、段差のある一日」
「使い魔の日記」
「壊れるところを見ていた」
「夜のグローブ座」
「魚の光」
「蓮の下の亀」
「全ての遠足」
そして1999年2月に発行された際の書き下ろし短編「一九九六・丙子、段差のある一年」も。
この中に「短編・ある晴れた日のお母さん」という『母の発達』の続編のような小説が収録されています。
さらに今回の電子版には後書きが書き下ろし。
馬場秀和さんがさっそく感想をつぶやいています。
『笙野頼子窯変小説集 時ノアゲアシ取り(電子書籍版)』。「私の作品の多くに母が隠れている。母の死がこの本を縫い合わせている。今も私が母を生きているという逃れ難い事実」。雑司ヶ谷、文学論争、母の死。90年代後半の苦難、そこから立ち昇った光輝く泡のような十篇を収録した短篇集が電書化。— 馬場秀和さん (@babahidekazu) 2013年6月10日
「いいよなあ学者は、フェミニズムかポストフェミニズムかの分別して古い方ゴミに出しちゃえば「脱構築」できんだから」。『笙野頼子窯変小説集 時ノアゲアシ取り』収録作品『人形の正座』より。以前どなたかこの一節の出展元を探していたという曖昧な記憶があり、さきほど発見したので念のためメモ。— 馬場秀和さん (@babahidekazu) 2013年6月10日
『笙野頼子窯変小説集 時ノアゲアシ取り』再読で発見その2。収録作『一九九六・丙子、段差のある一年』の作中作『短編・ある晴れた日のお母さん』(『母の発達』の、もう一つの続編)に、後に『ひょうすべの嫁』で使われる「ぞーん」というオノマトペが既に登場していた!(そんだけです)— 馬場秀和さん (@babahidekazu) 2013年6月11日
なんだってー!ほんまやあった。
頭のなかの世界ではもう悲しみに近いほど深い幸福に満ちた、ひも皮うどんのような雨が少し捻じれて降って、雨の音は「さー」から「ぞーん」になる。ひも皮うどんってごっつ太!
Close to the Wallのkingさんが久しぶりに笙野小説の感想をアップされています。
『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』と文芸誌に掲載された短編「ひょうすべの嫁」「ひょうすべの菓子」、「日日漠弾トンコトン子」。
あらすじと過去の著作の関連と感想がまとめられ、わかりやすいのでオススメです。
あとで関連記事やwikiにリンク貼っとこー。

笙野頼子 - 母の発達、永遠に/猫トイレット荒神 - Close to the Wall
笙野頼子 - ひょうすべ連作とトン子 - Close to the Wall