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中日新聞サンデー版「猫の名作文学」に『愛別外猫雑記』

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中日新聞サンデー版 大図解シリーズNo.921「猫の名作文学」に 笙野頼子『愛別外猫雑記』(河出文庫版)が紹介されました。 文学の世界における猫をテーマにした本を紹介した記事で、 近代文学・絵本・推理小説・現代文学・随筆集などの猫本を紹介しています。 http://www.tokyo-np.co.jp/article/daizukai/2009/CK2009122402100007.html 上の東京新聞に画像がありました。小さくてわかりにくいですが。 『愛別外猫雑記』は「今や百花繚乱」というタイトルの真下に 「猫文学の極北」というフキダシ付で掲載。 水色とオレンジのビビットな色彩で一番目立ってるかも。 作中で何度も名前がでていた保坂和志さんも右下に紹介されてます。 以下に紹介された本をメモ。 ●昔から主役級 『 吾輩は猫である 』夏目漱石 角川文庫 『 ノラや 』内田百けん 中公文庫 『 贋作吾輩は猫である 』内田百けん ちくま文庫 『 猫と庄造と二人のおんな 』谷崎潤一郎 新潮文庫 『 猫町 』萩原朔太郎 バロル舎 「 愛撫 」梶井基次郎 ちくま日本文学28に収録 『 黒猫 』エドガー・アラン・ポー 富士川義之訳 集英社文庫 『 長靴をはいた猫 (河出文庫) 』シャルル・ペロー 渋沢龍彦訳 河出文庫 『 ジェニィ 』ポール・ギャリコ 古沢安二郎訳 新潮文庫 ●今や百花繚乱 『 なんといったって猫 新装版 』ドリス・レッシング 深町真理子訳 昌文社1967 『 ねこに未来はない 』長田弘 角川文庫1971 『 猫の縁談 』出久根達郎 中公文庫1986 『 猫に時間の流れる 』保坂和志 中公文庫1994 明け方の猫・生きる歓び 『 アブサン物語 』村松友視 河出文庫1995 『 村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた 』村上春樹 新潮文庫1996 『 猫の客 』平出隆 河出書房新社2001 『 猫にかまけて 』町田康 講談社2004 続編『猫のあしあと』 『 トラや 』南木佳士文芸春秋2007 『 図書館ねこ デューイ 』ヴィッキー・マイロン 早川書房2008 『 猫の水につかるカエル 』川崎徹 講談社2009 ●随筆集 『 猫 』クラフト・エヴィング商会 中央公論新社2004 『 わたし、猫語がわかるのよ 』日本ペンクラブ編 光文社2004 『 猫は魔術師

この河出がすごい!2009

河出書房新社さんが「 この河出がすごい!2009 」を開催中。 2009年に河出書房新社から刊行された本で一番だと思う本を投票するシステムみたい。 私はもちろん『 海底八幡宮 』を投票したいのですが、残念ながらTwitterをやっていないのです。 どなたかツイッてる方、ぜひとも投票していただきたいと思う所存です。 12月28日まで! http://togetter.com/li/2199

毎日新聞に笙野頼子インタビュー

Don Quixote BBS 経由の笙野情報。 11月29日の毎日新聞に笙野頼子さんのインタビューが掲載されたそうです。 今週の本棚・本と人:『海底八幡宮』 著者・笙野頼子さん ◇終わりにして始まりの物語 http://mainichi.jp/enta/book/hondana/archive/news/2009/11/20091129ddm015070043000c.html 写真付。白髪じゃないじゃん!と思ったのは私だけか。 この『 海底八幡宮 』紹介、未読の人にオススメの記事。 著者の言葉を交えた説明で内容がわかりやすく解説されています。 そして次の作品の紹介まである。 3部作の完結であるが、「原始八幡シリーズ」の始まりの作品でもある。デビュー28年。「人力で掘って、ある日最後の鉱脈に当たった。ようやく私の課題が始まる」と力を込めた。生涯のテーマを掘り当てた著者の、充実ぶりが伝わってくる。 海のつぎは陸。原始八幡シリーズたのしみだ~。 そしてDon Quixote BBSには『 海底八幡宮 』感想リンク集も作られているのです。 http://www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=kompira&mode=res&no=402 Panzaさん感謝です。 11月14日読売新聞夕刊の文芸季評にもちょっと触れられているとか。 どんな風に解説されてるんだろう。