赤旗10/25(水)「市民と野党の共闘 さらに 総選挙結果うけて」に笙野さん寄稿

しんぶん赤旗2017年10月25日(水)「市民と野党の共闘 さらにー総選挙結果うけて」の三者コメント記事に笙野頼子さんが寄稿されています。広渡清吾さんと孫崎享さんも。
公式サイトで全文アップされていますよ。
市民と野党の共闘 さらに/総選挙結果うけて
追記)総選挙の結果をどうみるか、識者の方々16名の意見をまとめたページができていました。
総選挙結果どうみる - 「しんぶん赤旗」
総選挙結果うけて 市民と野党の共闘さらに/善意は権力を脅かす/作家 笙野頼子さん
善意は権力を脅かす
作家 笙野頼子(しょうのよりこ)さん

共産党の議席は減り自民は勝った。だけど安倍首相は笑ってはいない。当選者の名前に花を付けていても、妙におとなしい。

選挙直前の演説で触れるほどに、権力は野党共闘をこそ恐れている。怖いのは立憲民主党の数ではなく、共産党の献身。普通あり得ないその戦略である。他党のため覚悟して身を削って、それで議席を減らしても相手を祝福し、感謝している。金で買う五輪に感動するより、降りた候補と支えた運動員のために泣けと言いたい。

「けなげ」「かわいそう」というツイートも目立つ、ひたすらの善意は権力を脅かす。

今の共産党は全ての野党にとり、どの組織よりも怖く頼もしい支持母体だ。数字を見て惨敗とだけ報道して、経過と真実をひた隠す大メディアよ、ひたむきさを冷笑し共感を踏みにじる、そんな国でいいのか? 「積極的棄権」の中、このまま戦争になり地獄になるのか? でも私ももうしばらく抵抗しよう。共産党にのぞみをつないでいこう。
野党第一党が希望の党にならずに済んだのは、共産党が野党共闘でがんばったからですよね。

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