「読書猫」ピジョン様画像と著者コメント(#09〜#20)
ステュディオパラボリカのTwitterアカウントに、笙野頼子さんの飼猫ピジョン様の写真がアップされています。笙野さんの解説つきです。
・「読書猫」にピジョン様画像と著者コメント(#1〜#8)
第1回〜第8回分は上の記事にまとめました。長くなってきたので、9回目以降は下にまとめていきます。
読書猫第9弾きました。連休疲れも、絡まり寝のピジョン様を見ると癒されますね。
[読書猫9 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) May 5, 2021
ピジョンさんいつもの⾁球の⾒せびらかしなんだかこんな格好ばかりしていますけれども
次は⼭尾悠⼦を読むんだってさ「共通点があるのよ」#猫沼 #読書 #ペットロス #山尾悠子 pic.twitter.com/TFfaUS0kaC
読書猫第10弾ですよ。
本を読む前に手を洗うピジョン様、カワイイ。
記念すべき10回目は予告通り、山尾悠子『夢の棲む街』ハヤカワ文庫、しかも再読ですと?
[読書猫10 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) May 14, 2021
「まず読書の前に手を洗うわ」え、……その本何処にあった?「しょさいいりぐちさんだんぼっくすにだんめみぎさんさつめ」じゃあ越したときのままだ。「そのとなりはじごくへんらしょうもんちじんのあい」ああ地震の時に崩れなかった箱↓#猫沼 #読書 #山尾悠子 #夢の棲む街 pic.twitter.com/WtLGYH35UK
その本の隣に「地獄変」「羅生門」「痴人の愛」が並んでた情報も気になります。
読書猫第11弾は前回の後編です。
山尾悠子『夢の棲む街』を引用するピジョン様。
そして森茉莉まで引用しちゃうよ。もう引用猫になってませんか?
[読書猫11 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) May 19, 2021
「ええ、引用するわP65--あんなものいくら書いたって、本当の夢の記憶を残してはおけないでしょ?それにこのごろは昔のみたいに単純じゃなくて、すごく複雑な夢ばかり見る。……書くのがむずかしくて、面倒で」おお、三点リーダーとはてな↓#猫沼 #山尾悠子 #夢の棲む街 pic.twitter.com/MhtIGM7DFp
読書猫第12弾は前回の続きです。前後編じゃなくシリーズでした。
前回、山尾悠子『夢の棲む街』を引用されたピジョン様、山尾さんとの共通点を語られます。
そう、お嬢様は夢を生きる暇がない位カワイイのです?
[読書猫12 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) May 23, 2021
「あたくしとこの方の共通点を述べるわ、あたくしも夢を生きているのよ。夢の中の狩りこそ本物の狩り、夢の獲物は食べられないけど腐ることもないわ」しかし、そう言う君は猫の癖に起きてばかりいるね?
「そうよ、だってあたくしは可愛いか↓#猫沼 #山尾悠子 #夢の棲む街 pic.twitter.com/HUGG1PsSOc
読書猫第13弾も、山尾悠子『夢の棲む街』の話。
笙野さんが上京する前、京都で下宿されてた時のお話です。
それにしてもピジョンさまの前足、長いですね〜
[読書猫12 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) May 31, 2021
昔京都で山尾悠子さんのすぐ近くに私は住んでいた。まだ応募者で自分をSFと思っていて、文庫本は三条の本屋で買っていた。古下宿の布団の中この夢の街に浸りながら自然と思ったのは、この人きっと、家に遊びに来るという確信。
↓(続く)#猫沼 #読書 #山尾悠子 #夢の棲む街 pic.twitter.com/xHgX52xFMZ
それに対して山尾悠子さんがレスがきてますよ。(=´∀`)人(´∀`=)
『なにもしてない』が単行本で出た1991年。そのころ私は二児を抱えて、主婦業どっぷりだったけど。笙野頼子さんの発する強力電波は正しく受信しましたね。アンテナだけは錆びついていなかったので。
— 山尾悠子 (@marco9mx2) May 31, 2021
自分のアンテナが錆びついていないと分かって、それも嬉しかった。と言ったほうが正確かも。とにかく『なにもしてない』『居場所もなかった』から読み始めて、同じ時期に京都で学生時代を過ごしたかたとわかり、勝手に親しみを持って読み続けたのでした。
— 山尾悠子 (@marco9mx2) May 31, 2021
読書猫第14弾。山尾悠子シリーズに、ついに「夜想 山尾悠子特集号」登場。
美と可愛いの共演?!
なぜカワイイと眠てられないのかは謎ですが、明らかに居眠りしてますよね、お嬢様?
[読書猫14 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 3, 2021
美しい方ね羨ましいわだってあたくしはただただただもう可愛いだけでしょ、美しいという要素がまったくないのも困ったもの。「ほっほー、可愛いと何が困るんだい」、「前に言ったはずよあたしは可愛いから眠っていられない、なのであなたを困らせ ↓ #猫沼 #山尾悠子 #夜想 pic.twitter.com/Tq13pDyyTh
読書猫第15弾は、ピジョン様のお尻尾画像ですよ。
続き↓で「目交にもとなかかりて安眠しなさぬ」と山上憶良の歌が引用されているのですが、想像するに、お嬢が可愛さゆえに起きてばかりいるのは、飼い主の夢の中にも行ったり来たりしてるからという訳ですね。
(って事はやっぱリアルでは居眠りしてるんじゃ?)
[読書猫15 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 7, 2021
昔の私は夜明けが好きだった花だの星だのいちいち気にしていたでも今はただ猫は?と思うだけだ猫が死んだときだけ花を思い出す猫が生還すれば夜が明けたと思う
猫よ、お前は可愛いから行ったり来たりするけして行ったり来たりするから(続く↓#猫沼 #山尾悠子 #夢の棲む街 pic.twitter.com/yoK4hsAdLr
まなかひにもとなかかりてやすいしなさぬ
— milkyisobe『猫沼』刊行中 (@mimiutoto) June 9, 2021
――笙野頼子さんの連載「読書猫」第15回の〆は、いとしい猫への長歌、山上憶良の万葉集へと連なる。
瓜食めば 子供思ほゆ 栗食めば まして思はゆ 何処より 来りしものぞ 眼交に もとな懸りて 安眠し寝さぬ
そう長歌の最後の句で〆ですね。夢で始まり、夢で終わる。
読書猫第16弾は、近藤ようこ『高丘親王航海記 III』ですよ。
表紙の天使?の服、ひらひらで可愛いですよね、さすがピジョン様カワイイものにも敏感。そしてガラス戸まで開けられるとはまさに読書猫、フリーダム。
[読書猫16 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 9, 2021
ピジョン本日、機嫌悪し。五分離れると絶叫が始まる。昼から落ちついて書見を始めたものの、え、ガラス戸の中の本どうやって取り出した?「あら、普通に掌で開けたのよ、去年から急に出来るようになって」ていうと(続く↓#猫沼 #近藤ようこ #高丘親王 #航海記 #澁澤龍彦 pic.twitter.com/N6P561i9ep
読書猫第17弾は、前回に続いて、近藤ようこ『高丘親王航海記 III』ですよ。
ピジョン様は花の17(15)才。カワイイドレスを着るなら今ですな。マジレスすれば、ピンクは間に白か灰色を噛ませたら茶色もいけるのでは〜。
[読書猫17 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 11, 2021
「買って、可愛いわ!十代だけの服よ!」老猫で家に来て推定年齢現在十五歳または十七歳。本当の年を聞いてみても要領を得ない。しかし君ピンクは似合わないでしょ?「ひどいわ茶虎が赤か寒色なんて偏見よ(絶叫)」(続く↓#猫沼 #近藤ようこ #高丘親王航海記 #澁澤龍彦 pic.twitter.com/5trbftAnFw
読書猫第18弾は、『高丘親王航海記 III』の表紙の少女のネックレスのような、ピンクの真珠の首飾りをまいてみるピジョン様。
ゴージャスなお嬢様感増し増しです♪
[読書猫18 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 14, 2021
洋服はともかく絵と同じ首飾りが家にあった。淡水真珠だがピンクの楕円、猫には危険だから直に巻かない。後ろから一瞬かけるだけ、機嫌やや回復「読む順序なんて、アナクロニズムと一緒に揺れるだけよ」二巻は既読特に(続く↓#猫沼 #近藤ようこ #高丘親王航海記 #澁澤龍彦 pic.twitter.com/b1RQTPTgx2
読書猫第19弾は肉球画像です。今回のは確かにロケットに見えます。「ロケット猫なのよ」とのことですが、それだとピジョン様がロケットみたいに飛んでいきそうなイメージですね。
[読書猫19 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 17, 2021
このロケット型肉球について再度説明、あるいは普及していない言葉なのか?猫の一番大きい肉球の両翼が小ぶりなのをロケット型、とネットで呼んでいた。私的にはピジョンが家に来て初めて見たものだ。私は驚いた、(続く↓#猫沼 #近藤ようこ #高丘親王航海記 #澁澤龍彦 pic.twitter.com/nrN3TXkQ7M
ちなみに第8弾にも、肉球画像が登場しています。
[読書猫8 by 笙野頼子]ピジョンの肉球はロケット型(って飼い主は検索で知った)…
読書猫第20弾です。
ピジョン様のロケット型肉球の影響が足先や足首に現れているのではないかという。なるほど、言われてみれば。茶トラ猫さんの足元はよくクリームパンと呼ばれていますが、ピジョン様のはちょっと違いますね。
[読書猫20 by 笙野頼子]
— パラボリカ・ビス+夜想 (@yaso_peyotl) June 20, 2021
このロケット型肉球について単なる私見を述べる。両翼が小さい、そういう猫の足は結局支えが頼り無いのではないだろうか?その分足先が小さくて尖っているのではないか。ほらルーズソックスのラインに足首がなっている。これロケット効果?こうし(続く↓#猫沼 #肉球 #読書 pic.twitter.com/DQyOkqcuIS
次回の「読書猫」は、新作のため少しお休みされるそうです。このブログ記事も20回目で一旦〆とさせて頂きます。