笙野頼子の新刊『ひょうすべの国』11/24発売

笙野頼子『植民人喰い条約 ひょうすべの国』出版社の紹介ページができてます。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309025209/
あらすじもバッチリのってます。11月24日に河出書房新社より発売予定。(追記:11月26日に延期)

アマゾンにもサブタイトルに内容紹介とあらすじが掲載。
ひょうすべの国――植民人喰い条約
今までで一番詳細じゃない?
【あらすじ】
「NPOひょうげんがすべて(ひょうすべ)」と「知と感性の野党労働者党(知感野郎)」が政権を握った国・にっほん。そこでは人殺しの〈自由〉、弱者を殴る〈平等〉、餓死と痴漢強姦の偏りなき〈博愛〉がまかり通っていた――。
千葉県S倉市に住む埴輪詩歌は、「指導教授」でもある最愛の祖母・豊子をひょうすべに殺される。母が営む花屋は世界企業に潰され、父は「少女遊郭」に入り浸り死んだ。やむなく詩歌は少女遊郭の「ヤリテ」見習いに入るがたちまち馘、そこで出会った夫も、人喰いの餌食に。時は流れ、権力者からの求愛、世界を揺るがす手紙がもたらされたのだが……詩歌の〈生〉とは何であったのか!? 地に堕ちた自由と民主主義を問い直す、予言的物語。
文藝冬号に掲載の中編小説「人喰いの国」では「世界を揺るがす手紙がもたらされた」で終わりでした。
あらすじで「のだが……」となっているのは、本では続きがあると期待していいのでしょうか?

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