web河出「私が薦める河出の本」に笙野頼子さん

河出書房新社ポータルサイト「web河出」の創業130周年記念第7弾「私が薦める河出の本」に、笙野頼子さんが登場です。
http://web.kawade.co.jp/sp130th/485/
以下の6冊を紹介されています。

1. ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ『千のプラトー 資本主義と分裂症』上・中・下巻
2. 稲葉真弓『ミーのいない朝
3. 金井美恵子『文章教室』『タマや』『小春日和』『道化師の恋』(目白四部作)
タマや (河出文庫)
「1は二十年超えてまだ少しずつ2は猫魂と言霊に身を委ねて3は何も恐れぬ自由と誇りに満ちてどれも長い歳月を共にいた河出の本」とのこと。
他の作家さんは1〜3冊紹介のところ、6冊推薦されています。さらに併読推奨本も紹介。
千のプラトー』併読推奨は『記号と事件―1972‐1990年の対話』、
ミーのいない朝』は『エンドレス・ワルツ
金井美恵子目白四部作の併読推奨は『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』『快適生活研究』、要するに「目白シリーズ」押しですね。
快適生活研究 (朝日文庫)
にしても金井美恵子さんの本はどれも表紙がハイセンス。うっとりします。

ちなみに「私が薦める河出の本」の過去の記事では、村田沙耶香さんが笙野頼子『母の発達』、山崎ナオコーラさんは、笙野頼子『徹底抗戦!文士の森 実録純文学闘争十四年史』を紹介されていました。
web河出で『母の発達』『徹底抗戦!文士の森』紹介にまとめています。

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