魚川祐司『仏教思想のゼロポイント 悟りとは何か』

今年の4月末に新潮社から出版された、魚川祐司『仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か』を読みました。
仏教の開祖であるゴータマ・ブッダのいう「解脱・涅槃」とは何か、ブッダが「悟った」後なぜ死ななかったかを解説した仏教論考。
経典や研究から「解脱・涅槃」「悟り」について、一章づつ噛み砕いて丁寧に説明されているので、門外漢にもわかりやすい。文章もよみやすいですし。ただ後半仏教用語が多発して涙目になりましたがなんとか読み切れました。
あとブッダの生きづらさのベースにある輪廻転生がよくわかりませんでしたが、これは私が歴史的背景を知らないせい。調べてみたいです。

ようするに「悟り」って、終わりなく欲望に執着し続けて生き続けるの苦しい→一つ一つの現象そのものをありのままに理解しよう→解脱した!→生きるの楽〜みたいな。(超アバウトな理解)
物事に意味づけ・物語なしで生きるって、犬や猫のような動物的な感じでしょうか。なんかその方が断然生きやすそう。
(ドッグトレーナーのシーザー・ミランがテレビ番組で「犬は行動に意味づけしない。今を生きてる」ってよく言ってはる)

http://www.shinchosha.co.jp/book/339171/
公式サイトには本のもくじ・立ち読み・佐々木閑さんの書評が掲載されています。
書評では日本の仏教の主流「大乗仏教」とブッダの教えとの違いと現在の状況を解説。こちらも面白い。

あと著者はtwitterのニー仏@neetbuddhistさんなんですよ。こちらはおっぱい成分多めなので注意。
後から知りましたが、Kindle版で「だから仏教は面白い!前編」と「だから仏教は面白い!後編」を出されてるのですね。目次を見る限り内容が書籍とよくにています。プライム会員の方は無料なので、お試しで読めますね。
ウ・ジョーティカ氏の講演録『ゆるす: 読むだけで心が晴れる仏教法話』の翻訳もなされていて、こちらも気になります。

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