「地神ちゃんクイズ」の感想リンク

メリークリスマス!
「文藝」2010年冬号中篇『地神ちゃんクイズ』の感想リストです。
前編「猫トイレット荒神」では「後篇につづく」とあったのに、なんと中篇でした。
タイトルも「割り込み託宣小説 地神ちゃんクイズ」。

馬場秀和ブログ

http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2010-10-07

その地神ちゃんが笙野頼子の脳内を乗っ取って、というかヨリマシにして、これからもれ託宣だします、という話です。

もしかしたら「自分を複数視点化して書く」という試みをしているのかな、と思ったりもするのですが、それがどういうことなのか、よく分かりません。ごめんなさい。

小説の参考文献の一冊である『琵琶法師 “異界”を語る人びと』兵藤 裕己で、
盲目の琵琶法師の語りには同一自我がない。さまざまな登場人物に乗り移るように、複数の人物の一人称を語っていく。
みたいなこと書かれていたんです。
新シリーズの語り方に似てるかも、そういう語り方に挑戦してるのかもと思いました。

老猫養老日記

http://blog.livedoor.jp/fountain801/archives/51724181.html

本当に思った、あるいは感じた事をすべての世界の垢を取り除いて言っている?見ているのか?越境越えはいつもしているか?と、考えたよ。

なるほど。今感じたことも、誰かの考えを通して感じた事だとしたら、
乗っ取られているのと同じかもしれませんね。オリジナリティと思っているものは。

AT13DKさんの感想ツイート

あれ?地神ちゃんクイズのクイズって何だったんだろう?

http://twitter.com/AT13DK/status/27943003761


そういえば肝心のクイズがなかった。後篇につづくのでしょうか。

monoteoneさんの感想ツイート

文藝2010冬号、笙野頼子さんの『地神ちゃんクイズ』も凄まじかった。あんな文体ってあるんだな…すごく力業だし物凄く物凄いことをめちゃくちゃ頭使ってされてるし、「託宣」されたみたいに衝撃的だった、

http://twitter.com/monoteone/status/7453058250317824

私も凄く面白いと思って「読まないと人生損する」とかツイートしてしまった。
今思い出すと恥ずかしい。

raymondkayamaさんの感想ツイート

笙野頼子の地神ちゃんクイズ読みながら寝たら変な夢見た Perfumenと一緒に地鎮の踊りをカラオケボックスで踊る、みたいの

http://twitter.com/raymondkayama/status/6901983499780096

地鎮の踊りって何だろうw
男四人が狭いカラオケボックスで(正確に)踊っているのを想像すると笑えますw



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