change.org「女性専用車両反対グループは鉄道会社のルールを守れ」に賛同コメント

オンライン署名活動サイトchange.orgのキャンペーン「女性専用車両に反対するグループは鉄道会社のルールを守れ!!」に、なんと笙野頼子さんが賛同コメントを寄せています。
2月に女性専用車両に男性グループが乗り込み電車を遅延させたとニュースになりました。
女性専用車両に男性数人が乗り込みトラブル。通勤ラッシュ時の千代田線が12分遅れる
国際女性デーの3/8に同グループが乗込予告しているため、国土交通省と鉄道会社に対処を求める署名を募集しています。
笙野頼子さんからのコメント · Change.org
署名欄に何度かいても消えてしまうのでここに投稿する。もし男性の通り魔が女性専用車に刃物を振り回して乗り込んできて「降りない、任意乗車だから、男性差別だから」などと主張したら、職員は電車をそのまま発車させるのか。大きい議論は大切だがその前にこの一味を何とかしなければ。そもそも暫定措置に対して実力行使など順序違いであるし、何よりも鉄道では迷惑行為が大事故につながるから。営利目的、騒動狙いを放置して大惨事をまねいた時、会社は本当に責任が取れるのか。
あと、女性専用車を白人専用車にたとえているが、この場合女性を白人にたとえるのが間違い。歴史を見れば明白。
確かに模倣犯が出たり、事態がエスカレートする前に鉄道会社が対処した方がいいと思います。
白人専用車に例える話はこちらですね。
弁護士「女性が日々性犯罪を恐れているなら女性専用車が必要であるとすれば、白人たちが黒人による犯罪を日々怖れているなら白人専用車両が必要ってことですね」 - Togetter
一方、暴挙だという弁護士さんもおられます。
女性専用車両の意図的に乗り込む暴挙
 こうした女性専用車両への無理解というより敵意を示す人たちがいるということになれば、こういった人たちを排除しうるための法整備も必要になってきてしまいます。双方の理解の中でやってきたものに対して、力で壊そうとすることに対しては、許されるものではありません。
同感。というか法整備が必要な状況なのかも。それほど都会の痴漢被害は深刻なのでは。
(ニッポンの宿題)なくならない痴漢 牟田和恵さん、斉藤章佳さん:朝日新聞デジタル
 周囲の人、特に男性が被害に遭っている女性を助け、痴漢を許さない姿勢を示すことは大きな効果があるでしょう。また、企業や学校は、痴漢被害に遭った場合に遅刻や欠勤・欠席扱いせず、サポートする姿勢を示すことができます。目撃者として摘発に協力した場合なども、社会貢献として同じ扱いができるはずです。こうした点はこれまで十分に議論されてきていません。声を上げやすい仕組みと、痴漢を許さない環境を整え、犯罪を犯罪として摘発することが求められています。
同感、痴漢を許さない社会が必要。痴漢常習者を性依存症として治療している斉藤章佳さんの話も面白い。

このブログの人気の投稿

『蒼生2019』特集「文学とハラスメント」に笙野頼子「これ?二〇一九年蒼生の解説です」掲載(2)

更新停止のお知らせ

新刊「笙野頼子○○小説集」予約