『未闘病記』ネット感想リンク集
「群像」2014年4月号と5月号に掲載された笙野頼子『未闘病記』の、ネットでみかけた感想ををまとめて紹介します。
『未闘病記 ----膠原病、「混合性結合組織病」の〈後編〉』
簡潔にあらすじがまとめられ、印象的な文章が引用されています。
これが雑誌発売日から数日で書かれる所が凄いですよね。
『未闘病記 ――膠原病、「混合性結合組織病」の』後篇
金毘羅的生きづらさが難病から来ていたというのは、長年の読者としては驚きであり納得ですよね。
私はずっとわからなかった謎がとけて膝ぽん100回でした。
告白小説というのは、ガチな私小説というよりたしかにぴったりな気がします。
phantasmagoria : 笙野頼子「未闘病記――膠原病、『混合性結合組織病』の(後篇)」
「自身が病気にかかっているということは一見不幸なことに思えるが、ことこの作者については、それは不幸一辺倒のものではなかった。だからこその「【未】闘病記」――病と未だ闘ってはいない記録、ということなのだろう。」
なるほど。投薬生活の方が生活しやすくなるという展開に、内澤旬子『身体のいいなり』の
「38歳で乳がんと診断されてから、なぜか心身ともに健やかになっていく」話を思い出しました。
群像 2014年 05月号 [雑誌] 感想 - 読書メーター
馬場秀和ブログさん
『未闘病記 ----膠原病、「混合性結合組織病」の〈前編〉』『未闘病記 ----膠原病、「混合性結合組織病」の〈後編〉』
簡潔にあらすじがまとめられ、印象的な文章が引用されています。
これが雑誌発売日から数日で書かれる所が凄いですよね。
Close to the Wallのkingさん
『未闘病記 ――膠原病、「混合性結合組織病」の』前篇『未闘病記 ――膠原病、「混合性結合組織病」の』後篇
金毘羅的生きづらさが難病から来ていたというのは、長年の読者としては驚きであり納得ですよね。
私はずっとわからなかった謎がとけて膝ぽん100回でした。
phantasmagoriaのうさぎやさん
phantasmagoria : 笙野頼子「未闘病記――膠原病、『混合性結合組織病』の(前篇)」告白小説というのは、ガチな私小説というよりたしかにぴったりな気がします。
phantasmagoria : 笙野頼子「未闘病記――膠原病、『混合性結合組織病』の(後篇)」
「自身が病気にかかっているということは一見不幸なことに思えるが、ことこの作者については、それは不幸一辺倒のものではなかった。だからこその「【未】闘病記」――病と未だ闘ってはいない記録、ということなのだろう。」
なるほど。投薬生活の方が生活しやすくなるという展開に、内澤旬子『身体のいいなり』の
「38歳で乳がんと診断されてから、なぜか心身ともに健やかになっていく」話を思い出しました。
読書メーターの感想から
群像 2014年 04月号 [雑誌] 感想 - 読書メーター群像 2014年 05月号 [雑誌] 感想 - 読書メーター
twitterのつぶやきから
「週刊読書人」にて毎月第一週に文芸時評を書かれているようです。書評が掲載されるのがたのしみです。(おそらく2014年4月4日号)「群像」の文芸時評終了。笙野頼子の「未闘病記」のみ取り上げた。ポストモダン文学はたいてい登場人物に語らせることで作者の身体を消去・制御する。ところが笙野文学はある時点からその身体性を過剰に開示する。これをネオモダン文学と呼ぼうみたいな。多声的/カーニバル的文体、自意識のパロディ。
— 町口哲生 (@tetuomachiguchi) March 24, 2014
笙野頼子の「どうせ明日は判らない。ならばその日楽しい事は金剛石のようだ。昨日出来た幸福の壁は未来永劫に絶対破れない、だって、もう過去になっている。しかも自分の不注意でもなく、自分の怠けでもない、病で不意に起こる不幸になんか侵せるものじゃない」という文ものすごく良い
— カワセ (@oh_tsugomori) March 29, 2014
ところで群像の笙野頼子さんの『未闘病記』がすごい、あかん代弁してくれすぎてて泣ける、わたしが病気なってどこかにだれかに訴えたいけど訴えられんかったあれやこれやの気持ちが書かれまくっている。これや!これや~~~。・゜・(ノД`)・゜・。
— 北村早樹子 (@warabisco) April 12, 2014
このテの病気もんの文章に共感しましたとか救われましたとかは禁句な気がするけどあかんわもう底の方からドンピシャすぎてあかん……「私のように許されない褒められないいつも笑われる疑われる甘えた人間」「おのれが楽という事が恥ずかしくて」そうそうそやねんそう思って生きてきた生きてます涙涙涙
— 北村早樹子 (@warabisco) April 12, 2014
軽症ゆえ、見た目元気そうゆえ、国も保険も助けてくれんから極貧、誰も何も大袈裟に頼れないこの行き場のないしんどさを不安を憎悪を、ねちねちがしがし書きまくってくれている。ありがとう!ありがとう!ありがとう~( ; ; )とゆうきもちです。
— 北村早樹子 (@warabisco) April 12, 2014