「文藝」2010年秋季号「小説神変理層夢経・序 便所神受難品その前篇
猫トイレット荒神」の感想をリストアップします。

老猫養老日記
http://blog.livedoor.jp/fountain801/archives/51689787.html

「きらきらアフロ」というトーク番組で、笑福亭鶴瓶が「子供時代肥溜めにおちてしばらく別名つけられた」と話してたことを思い出しました。

馬場秀和ブログ
http://babahide.blog.so-net.ne.jp/2010-07-09

「常に一人称は「私」だったと思うのですが、なぜにいきなり「あたし」なのか。」
私も変だと思ってました。
その謎は後篇でわかるのでしょうか?

AT13DK さん http://twitter.com/AT13DK/status/18372189540

『猫トイレット荒神』読んでから、集合住宅の空中部屋(うち)に屋敷神的なものを見立てるマイブーム。
一人称「あたし」になったのは金毘羅に猫が混じったのかと想像した。
世界観が2択クイズになってる件はとても複雑なのでもう一回読む。
うっかり書くとネタバレっぽくなるし。深夜深夜。

私も一人称「あたし」は猫っぽいなと思いました。
一方で文章の語り方が落語みたいなので、「あたし」の方が合うのかなとも思ったり。

佐藤亜紀さん 

「文藝」の笙野頼子新作を読み始めたら朝になってしまった。荒神様の名前にちょっと感動した。ここまでしっくりくる名前ってちょっとないよ。

で、言語の魔術性はやや抑えめに、ただし奔放に、主題から主題と主題へと自在に横滑りを繰り返しながら(滑るというか、複数の層の存在を示しながら、なんだが)ひたすら「重要なこと」を語って行く。

それにしても、そうか、あれは荒神様だったのか、と勝手に理解してみたりもする。

Close To The Wall http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20100810/p1
感想とあらすじや用語解説、参考文献の紹介、関連リンクなどまとめて下さってます。

語り口の引き込み方が何だか詐欺師やそれに類する胡散臭い系の人っぽい感じがする。時に学者のように、時にもみ手で商品を売り込む商人のように、クイズ文学へと引き込んでいくあたりの流れは秀逸だ。語りがうまいというのは、どこか胡散臭いものをまとうところがある。(略)何か手品師とかの口上のようだ。

サギ師?商人?たしかに胡散臭い感じはします。
『海底八幡宮』の目上の神のように、さまざまな魂が習合している状態の語りなのかな?



コメント

king さんの投稿…
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どうも、kingです。
ツイッターの方でも「詐欺師」について「他に言い様はないのか」とも仰ってますけど、分かっておられるとは思いますけれども、これは別に非難や批判ではないので、笙野頼子がそこではそういう語り口を採用しているのではないか、という指摘でして、容赦はあるのです。高価な羽毛布団とか売りつける人みたいな調子の良さがありますよね、と言いたいのです。そういう風にして誘導したクイズの解答がああいう結果になるのと考えると、調子が良いだけではなく、あえて胡散臭くしていると思われたわけです。事実、クイズを境に語りの調子が変わりますし。
モモチ さんのコメント…
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こんにちは。
もちろん非難する意図はないのは分かっております。
端的に分かりやすい比喩だと思います。というか面白かったです。
「他に言い様はないのか」というのは、私の感情的な愚痴です。すみません。
クイズで意図的に一つの解答に誘導する点など、
ジャパネットタカタ等のテレビショッピング的誘導トーク風な胡散臭さがあります。
私的にはシリーズの序説に客の気をひいて人を呼ぼうとする、東急ハンズの実演販売トークみたいな想像していたので、
悪徳商法まで言うのは、言い過ぎと思ったわけです。

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