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『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』書影アップ

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『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』の書影がamazonや 河出書房新社公式サイト にアップされています。 帯つき画像もあって「殺されても作者は死にません小説も死にません文学も死にませんどんなに消されてもヨミガエレばいいんです。ダキナミ・ヤツノただいま、帰還しました」っとあります。 赤くてポップな色合い。「母の発達、永遠に」のロゴフォントがクラシカルでかわいいですね。

『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』2/26発売予定

河出書房新社の公式サイトによると、 笙野頼子『 母の発達、永遠に/猫トイレット荒神 』が2月26日に発売されるそうです。 280ページで予価2415円。 タイトルから思うに以下の短編が掲載されるのではないでしょうか。 ・「にごりのてんまつ 『母の発達』濁音編」(「文藝」2007年冬号 特集 笙野頼子) ・「母のぴぴぷぺぽぽ 『母の発達』半濁音編」(「文藝」2012年秋号) ・「小説神変理層夢経・序 便所神受難品その前篇 猫トイレット荒神」(「文藝」2010年秋号) ・「小説神変理層夢経・序 便所神受難品その中篇 割り込み託宣小説 地神ちゃんクイズ」(「文藝」2010年冬号) ・「小説神変理層夢経・序 便所神受難品 完結篇 一番美しい女神の部屋」(「文藝」2011年春号) ネット書店で予約受付はじまってます。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309021573/ 河出書房新社 文藝アカウントのつぶやきでは2月下旬刊行とのこと。 「殺されても作者は死にません小説も死にません文学も死にませんどんなに消されてもヨミガエレばいいんです。ダキナミ・ヤツノただいま、帰還しました」――あの『母の発達』の続編がついに刊行! 笙野笙野頼子ワールド、極まる。最新作『母の発達、永遠に/猫トイレット荒神』は2月下旬刊行です!! — 河出書房新社 文藝さん (@Kawade_bungei) 2013年2月15日

「文藝」2013年春号に「ひょうすべの菓子」

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明けましておめでとうございます。蛇のごとく細く長く更新してゆきたいと思いますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたします。 さて新年最初に発売された「文藝」2013年春季号。 表紙画像をよくみてください。 笙野頼子「ひょうすべの菓子」が掲載されているようです。 河出書房新社の「文藝」目次ページ もおいおい更新されるでしょう。楽しみです。 馬場秀和ブログでは、あらすじと感想がまとめられています。 『ひょうすべの菓子(「文藝」2013年春号掲載)』(笙野頼子) 文藝2013年春号の笙野頼子「ひょうすべの菓子」読む。菓子を食べると二万人に五人死ぬとわかっていながら、子供に食べさせる大人たち。その見て見ぬ振りっぷりが怖い。ぞーん。おんたこ登場で「だいにっほん三部作」の世界に接続し、話が広がった感。その分現実にも近づいて怖さ倍増ぞーんぞーん。 — モモチさん (@momochi8) 1月 9, 2013

2012年を振り返る

大晦日ですね。なんかあれやこれやと笙野さんの情報を載せている内にあっという間に12月です。 そんな一年を振り返って情報を整理してみたいと思います。 春に猫キャンパス荒神 「すばる」3月号(2月6日刊)と「すばる」4月号(3月6日刊)に「猫キャンパス荒神」が掲載されました。 「神変理層夢経」シリーズ序章「猫トイレット荒神」、第一章「猫ダンジョン荒神」の続編、第二章となる三作目です。 あわせて 「猫キャンパス荒神」みなさんの感想リンク 、ご覧になってみて下さい。 10月に新刊と新作 9月末・10月頭に神変理層夢経シリーズ二作目の『猫ダンジョン荒神』が書籍化。 その後書きで触れていた短編「ひょうすべの嫁」が掲載された「文藝」2012年冬季号が10月7日に発売。 特集は芥川賞を受賞された鹿島田真希さんで、笙野さんとの三冠対談も収録されていました。 増殖商店街が電子書籍化 今年はなんといっても、Kindle日本発売解禁が印象的でしたね。 5月に講談社「復☆電書」電子書籍復刊プロジェクトが、電子化してほしい絶版本リクエストを募集されていました。 応募&宣伝したところ『増殖商店街』がみごと復刊、10月26日に配信開始。 一週間後の11月2日には『猫ダンジョン荒神』も配信されたのです。 『増殖商店街』は復刊されるにあたり、専用の紹介ページに 著者コメント が掲載されています。 当時の思い出や読む人へのメッセージなどインタビュー風コメントが読み応えたっぷりです。 電子版書き下ろしの後書きもついて500円。お買い得です。 私はこの時電子書籍端末kindleを予約していたのですが、配信されたのはiOSとAndroidのみ対応。 清水の舞台から飛び降りる気持ちでiPad miniを買いました。こっちにして良かった。WebもSNSもごろ寝でよめて超べんりっす。 今はkindleやkobo、すべての電子書籍端末に対応してますので、ぜひ読んでみてください。 『増殖商店街』  Kindle / kobo / iOS,Android 『猫ダンジョン荒神』  Kindle / kobo / iOS,Android そして来年の予定 i)「文藝」2013年春季号に笙野頼子「ひょうすべの菓子」が掲載 https://twitter.com/Kawade_bungei/statuses/2841204304...

Re: 探偵GODです

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10月末に【復☆電書】で『増殖商店街』が電子書籍化されたもののAmazonと楽天koboで配信されませんでした。 しかしついに12月3日からAmazon Kindleストアで『 増殖商店街 [Kindle版] 』が販売開始されました。冒頭部分の試し読み付きです。 楽天Kobo では『 猫ダンジョン荒神 』も配信開始! 【追記】12/17よりAmazonでKindle版『 猫ダンジョン荒神 』配信はじまりました。 これで電子書籍端末kindleやkoboをお持ちの方も、すべからく笙野電子書籍を読めますね。すばらしい。 馬場秀和ブログでは、Kindle Paperwhiteで読まれた感想をアップされています。 『増殖商店街(電子書籍版)』(笙野頼子) 『小説神変理層夢経 猫未来託宣本 猫ダンジョン荒神(電子書籍版)』(笙野頼子)

岡和田晃・巽孝之・安藤礼二『猫ダンジョン荒神』書評

【追記】安藤礼二さんの『猫ダンジョン荒神』の書評「生者と死者の魂が語る「私」小説」が11月11日の日本経済新聞に掲載されています。 http://www.nikkei.com/article/DGXDZO48286670Q2A111C1MZB001/ 岡和田晃さんの『猫ダンジョン荒神』書評が時事通信で配信されるそうです。 11月10日~14日くらいに地方紙に掲載予定。 お知らせです。時事通信に笙野頼子『猫ダンジョン荒神』の書評を書きました。週末~来週くらいにでも、全国の地方紙の書評欄に掲載されます。意外とすんなり入り込める本でもあり、批評性豊かな読み込み甲斐ある良書です。笙野頼子さん、1年半ぶりの新刊。 amazon.co.jp/dp/4062178966 — Akira OKAWADAさん (@orionaveugle) 11月 7, 2012 どうも掲載紙によって曜日が違うらしく、私の地域だと週末なのですが、千葉日報は月・火曜日だとか。 http://www.library.yokoshibahikari.chiba.jp/list/chiba/shinbun_cn1211.html 千葉県の横芝光町立図書館は新聞書評の記録を公式サイトにアップされていて(GJ!)、 それによると巽孝之さんの『猫ダンジョン荒神』書評が、11月6日に千葉日報に掲載されています。 こちらは共同通信で、他の地方紙も11月3日~7日あたりに掲載してるはずです。 【追記】河北新報11月11日、十勝毎日新聞12月1日、上毛新聞12月2日に掲載されたそうです。 ハヤカワSFコンテスト・イベントに、お世話になっている編集者が来てくださり、以前書いた『猫ダンジョン荒神』評の掲載紙をいただきました。「河北新報」11月11日、「十勝毎日新聞」12月1日、「上毛新聞」12月2日など。お手元にバックナンバーがある方は、ご笑覧いただけたら幸いです。 — Akira OKAWADAさん (@orionaveugle) 1月 20, 2013 図書館で閲覧される場合は、二つの書評をセットで読まれるのをお勧めいたします。 本書はもちろん小説神変シリーズ全体を理解する助けとなる事まちがいなし。

『猫ダンジョン荒神』電子書籍版11/2配信

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『猫ダンジョン荒神』が電子書籍化されました。 11月2日から配信。 講談社電書infoの紹介ページ から各店の『猫ダンジョン荒神』ページに行けます。 お好きなお店でダウンロードしちゃってください。 honto電子書籍ストア と 紀伊國屋書店 をみると書き下ろしはないようす。 本と同じみたいなので、好きな方を選べますね。 そして『水晶内制度』評が今月二つでますよ。 ひとつは岡和田晃さんの「『想像力』の脱政治化に抗して」。 季刊メタポゾン7号 掲載のエッセイです。 NHKのドキュメンタリー『空白の120ヘクタール』から始まって、笙野頼子『水晶内制度』、佐藤哲也『妻の帝国』を軸に、今を問いなおす。 『水晶内制度』で描かれた神話の書き換え・原発・ロリコン萌えビジネスが同じ構造をもっているという指摘。 まさにそのとおり、膝ポン。そのややこしい構造自体が作品のテーマなんですね。 もうひとつは、佐藤亜紀さんの『 小説のストラテジー 』が文庫化されます。 電子書籍版も同時配信。→ honto ・ 紀伊國屋書店 こちらは小説書き方講義の書籍化で、『水晶内制度』は作例三として取り上げられています。 2006年刊の文庫化ですが今読んでも参考になるはず。 小説のストラテジーのもくじ あと脈絡ないけど、本が好き!で、 『居場所もなかった』の書評 みつけた。メモ。