『ドン・キホーテの「論争」』『居場所もなかった 』電子書籍化
笙野頼子『 ドン・キホーテの「論争」 』、講談社文庫『 居場所もなかった 』が電子書籍化、11月22日より配信されています。Kindle版も同時発売。 講談社 電書info『居場所もなかった』 473円 1991年発表の表題作と1992年発表された短編「背中の穴」、文庫版の後書きが収録されています。 講談社 電書info『ドン・キホーテの「論争」』 1628円 1990年代におきた売上至上主義的純文学叩きを批判した「純文学論争」の随筆をまとめた一冊です。 さらに(お知らせが遅くなりましたが)10月25日に『愛別外猫雑記』(河出文庫版)、『絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男』、『海底八幡宮』、『人の道御三神といろはにブロガーズ』が配信されています。 こちらはKindle版の配信が未だなく、以下で販売されています。 honto電子書籍ストア 紀伊國屋書店ウェブストア BookLive! eBookjapan 電子文庫パブリ 『 愛別外猫雑記 』(河出文庫版)630円 「文藝」2000年冬号・2001年春号に掲載された表題作と後書「その後の事」を収録。解説なし。 保護した猫たちのために建売一軒家へ引っ越す顛末を描いた作品。今も猫本として度々紹介される名著。 このあいだも SankeiBiz 柴崎友香「猫に目覚めて微妙な関わりを思う」 で紹介されたんですよ。 『 絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男 』1260円 『説教師カニバットと百人の危ない美女』の後に刊行された小説。 「文藝」2005年春号掲載の「絶叫師タコグルメ」 同誌夏号「百人の「普通」の男」と単行本書下し「センカメの獄を越えて」後書「八百木千本様へ笙野頼子より」を収録。 『 海底八幡宮 』1470円 表題作と後書「捕獲装置とは何か」を収録。 デビュー作から発表された小説群の集大成であり、後の「荒神」をテーマにした小説のはじまりでもある作品。 『 人の道御三神といろはにブロガーズ 』1680円 「文藝」2009年春号「人の道御三神」、同誌夏号「いろはにブロガーズ」と後書「楽しい!? 論争福袋」を収録。 『海底八幡宮』の後に刊行。荒神の親御さまの人の道御三神が 大暴れ 登場。 これで笙野さんの電子書籍は20冊目となります。講談社から出版された著...