グリーン・カルテ

新潮 2010年 03月号 [雑誌]今月は文芸誌に掲載ないんだー、とのんびり温泉入っていたら、
「新潮」3月号【100年保存大特集】小説家52人の2009年日記リレー
「笙野さん担当分に「ショニ宣」登場してますよ!」とdozeoffさん。
慌ててDon Quixote BBS見たら「笙野頼子読者向けTwitterリスト」が出来てる。
http://twitter.com/jasminoides/kompira
Twitter笙野ファンは最新情報や読書感想をつぶやく時に#kompiraつけたら、リスト入りできますよ。
http://twitter.com/#search?q=%23kompira
急いで「新潮」買ってきましたよ。

笙野さんの日記は12/4~12/9の一週間。
叔父の財産相続手続きや飼い猫の介護で忙しく、
2009年は「長編遅延イヤー」「華厳視点イヤー」
「まあ姉が背中にしょってる大宇宙は少しだけ待たせておくよ。ふっ。」とハードボイルドお疲れ風味。
新作情報もあり。
・すばるで新作「猫未来荒神」掲載予定
・『金毘羅』文庫は2010年5月発売予定
nigellanoireさんによると文庫化したら金毘羅文学論序説を載せると『徹底抗戦!文士の森』にあったとか。
実現するかどうか楽しみです。

12/4のアマゾンのレビューが削除の基準がわからぬ話

ああー、ありましたね。今ぐぐってみると、アマゾンに問い合わせた人の記事を発見。
アマゾンレビュー削除の真相(2008年11月20日)-つぶやきかさこ
・レビューにある「通報する」ボタンで、荒らしレビューを通報できる
・通報数が一定数溜まると自動的に削除される
今もそのシステムのままかどうかはわかりません。

「ええ、全面敗訴と、ワイネフ」

これは2009年4月にワイネフさんを小谷野敦さんが名誉毀損で訴えた件ですね。
HPワイネフのタバコメブログの小谷野批判を削除と「300万円」の損害賠償を請求した民事訴訟。
判決はワイネフさんがアップしてくださってます。
小谷野敦裁判記(1)答弁書
小谷野敦裁判記(2)判決

このときリアルタイムでブログを見ていた事を思い出します。
訴訟予告したまま音沙汰がない小谷野さんに、ワイネフさんが裁判しようとさかんに挑発していたのが印象的でした。

本年読書、書名がわかるものをメモ

12/4
霊獣―「死者の書」完結篇」安藤礼二 新潮社 2009/5
東京」佐藤 洋二郎  講談社  2009/9
小川国夫を読む」山本恵一郎 静新新書(静岡新聞社)2009/10
宗教批判と身体論―フォイエルバッハ中・後期思想の研究」河上睦子 御茶の水書房 2008/11
琵琶法師―“異界”を語る人びと」兵藤裕己 岩波新書 2009/04

12/5
関係する女 所有する男」斎藤環 講談社現代新書 2009/9
アマゾンブックレビューの冷静な批判は読み応えあり。
ドゥルーズとガタリ 交差的評伝」フランソワ・ドス (著) 杉村 昌昭 (翻訳) 河出書房新社 2009/8

12/6
激しく、速やかな死」佐藤亜紀 文藝春秋 2009/06
グリーン・カルテ」川上亜紀 作品社 2009/10
「静謐に笑いツボの長期点滴小説」とのこと。面白そう。
作者らしきブログ「灰色猫の日記帳」みつけたり。
阿部公彦の書評によるとデビュー10年目にして初出版なのか。笙野さんと同じ。

12/7
文芸誌新年号の対談というのは、「文學界」2010年新年号のことかな?
12/8
「新潮」2010年1月号 特別対談:情報革命期の純文学 東浩紀+平野啓一郎
「新潮」公式サイトで読めます。http://www.shinchosha.co.jp/shincho/201001_talk01.html

12/9
東浩紀の退行 - 笙野頼子ばかりどっと読む
http://d.hatena.ne.jp/Panza/20090721/p1
東浩紀氏の印象操作的「批判」について - Close To The Wall
http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20090719/p1
東浩紀の渦状言論: 歴史認識問題についていくつか
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.hirokiazuma.com/archives/000465.html
「198ユーザー様」って、はてぶコメントの数のことだったんだ。
198というハンドルネームのことだと読み間違いしていた。恥。
「どっかに「東浩紀のつぶやきをメモ」(略)ハケーン」って、ウチのことじゃ…恥。



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