資料室

インドで代理出産を行った日本人元夫婦の赤ん坊に出生証明書が発行された。
今日の朝日新聞にくわしい経緯が掲載されてわかりやすい。

依頼者は愛媛県の40代の独身男性医師
「今回のことは私が一人でやったことで前妻は無関係」
アメリカで代理出産を計画 独身では依頼できないと断られる
インドでは独身でも可能ときいて調べる
2007年06月 インドで代理出産を依頼 卵子は現地で第三者から提供
2007年10月 日本で結婚
2007年11月 インドでインド人女性と代理出産契約を結ぶ→代理母妊娠
2008年06月 離婚
2008年07月 25日に女児出産
代理母を母親として出生届を出す→
代理母は既婚者なので父親は依頼者でなく代理母の夫になる→
日本大使館が養子縁組をすすめる→
インドでは独身男性は女児を養子にできない

インドでは出生届は遺伝上の父母を記入する→
卵子提供者は匿名ドナー→母親は空欄
��月9日 出生証明書(親は空欄)発給

昨日の毎日新聞には別れた妻の話が掲載された。
<代理出産>元妻「同意していなかった」 インド女児問題  8月10日3時21分配信
・インドで代理出産の書類に署名させられた
 読む時間を与えられないまま署名を迫られ、後で同意書と知らされた。
・夫婦のこどもと装う出生証明書の偽装のため再渡航を求められたが断った
・離婚の際「代理出産は私の意思とは無関係」と男性医師に書面で誓約させた

前日の毎日夕刊では「男性は交際していた女性がおり、代理出産についても伝えた上で結婚」とあったが、
今日は一転して二人とも無関係だと報道されている。
出国できない理由も、離婚して養子縁組できないから→
出生証明書だせない(母親の名が不明だから)にかわっているし。
どうなっていくのだ、この事件。



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