No title

大阪の西成署で暴動があったらしい。6月13~15日の3日間。
釜ヶ崎の日雇労働者たちが数百人あつまり、西成署が行ってきた差別と暴行へ抗議行動を展開したとか。
きっかけは労働者に対する刑事の暴行への怒りだ。

パトカーに乗せられた労働者は西成警察署の3階の個室に連れて行かれました。イスに座っていたら4人の刑事に変わるがわる顔を殴られ、紐で首を絞められ足蹴にされ、気が遠くなるとスプレーをかがされ、気がつくとまた暴行。挙句の果ては両足持たれて逆さ吊りにされました。
釜パト活動日誌: 釜ヶ崎の暴動

紐で首を絞めるなんて、殺す気か。

なんでテレビで報道しないのだろう。
大阪では報道されたのかも知れないが、私の地域ではまったくない。毎日新聞にも載ってなかったぞ。
CloseToTheWallさんの記事で初めて知った。

そういえば、警官の暴行は報道されないみたいなことを「視点をずらす思考術」で森達也が書いていた。

 路上で信者に職務質問をはじめた警察は、協力的ではない信者に業を煮やしたかのように突然暴行を加え、さらには失神した信者を公務執行妨害で現行犯逮捕した。p122

『A』が公開される直前に、加害されて逮捕された当の信者が、自分に暴行を加えた警察官と警視庁を特別公務員暴行陵虐罪で告訴した。一審の法廷はこの逮捕を不当と認めた。オウム側が警察を訴え、しかも勝訴するなど、まさに最初にして最後の出来事だ。しかし、僕の記憶では、ほとんどのメディアはこれを報じなかった。
 二審では、すでに公開を終えていた『A』の映像が証拠採用された。筑波大学の教授がヒトコマづつ映像をチェックして、その最終的な結論は、「警察官は信者に腕を掴まれて引き倒されている」とのことだった(その分厚い鑑定書は僕の手もとにある)。つまり警官は加害行為をするどころか加害を受けているとの鑑定だ。よって二審は信者の訴えを退けた。p124

マスコミも筑波大学の教授も裁判官も警察の暴行を見逃すのなら、警官が暴走するのも道理だ。
捕まらないのをいいことに、レイプや殺人をくり返す在日米軍と同じだ。



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